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UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学
Mike Gancarz
UNIXという考え方―その設計思想と哲学
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
人気ランキング: 74992位
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発売日: 2001-02
発売元: オーム社
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UNIX系のOSは世界で広く使われている。UNIX、Linux、FreeBSD、Solarisなど、商用、非商用を問わず最も普及したOSのひとつであろう。そしてこのOSは30年にわたって使用され続けているものでもある。なぜこれほど長い間使われてきたのか? その秘密はUNIXに込められた数々の哲学や思想が握っている。

そもそもUNIXはMulticsという巨大なOSの開発から生まれたものだ。あまりに巨大なMulticsはその複雑さゆえに開発は遅々として進まず、その反省からケン・トンプソンが作ったのがUNIXの初めとされる。その後デニス・リッチーら多数の開発者が携わり、UNIXは発展した。本書はこのUNIXに込められた「思想と哲学」を抽出し、数々のエピソードとともにUNIXの特徴を浮き彫りにしていく。

たとえば本書で述べられているUNIXの発想のひとつとして「過度の対話式インタフェースを避ける」というものがある。UNIXのシステムは初心者には「不親切」なつくり、つまり親切な対話式のインタフェースはほとんどなく、ユーザーがコマンドを実行しようとするときはオプションをつける形をとっている。この形式はオプションをいちいち覚えねばならず、初心者に決してやさしくない。しかしこれはプログラムを小さく単純なものにし、他のプログラムとの結合性を高くする。そして結果としてUNIXのスケーラビリティと移植性の高さを支えることになっているのだ。このような形式で本書では9つの定理と10の小定理を掲げ、UNIXが何を重視し、何を犠牲にしてきたのかを明快に解説している。

最終章にはMS-DOSなどほかのOSの思想も紹介されている。UNIXの思想が他のOSとどう違うかをはっきり知ることになるだろう。UNIXの本質を理解するうえで、UNIX信者もUNIX初心者にとっても有用な1冊だ。(斎藤牧人)
オブジェクト指向を理解するための最良書
良いオブジェクトを作るのにとても役立つ本。

オブジェクト指向設計は小規模アプリケーションの設計と同じです。
この本を読めば、オブジェクト指向がどうして現在のような形になっているのか納得できます。

組織(社会)に参加し、仕事に取り掛かる前に読むべき本
正しい姿勢でUNIXと向き合うことは、現実理想主義の能動的な在り様を体現することである、と思います。
コンピュータ・システムに限らず、社会、会社などといった「組織」を次世代に継承していこうとするとき、この本に示す考え方、手法にたどり着くのではないかと思いました。

一時の感情や目先の我欲をできるだけ無視すると、最後まで理解しやすいと思います。

参考になりました!
UNIXの有用性のみならず、プログラミングを組む上での、注意点や拡張性の重要さなどSEとして必要な基本的な知識の認識にも役に立った一冊だった。自分はSE職について1年目なので今回読んだこの本に書いてあることは、参考になる部分も多かった。今後の仕事に生かしたい。